专利摘要:

公开号:WO1987005860A1
申请号:PCT/JP1987/000208
申请日:1987-04-02
公开日:1987-10-08
发明作者:Toyoaki Tanaka;Katuzi Ohira;Akira Nakamura;Ryosuke Kamei;Akihiro Hashimoto
申请人:Showa Denko Kabushiki Kaisha;
IPC主号:B32B27-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 吸水性複合体およびその製造法 技術分野
[0002] 本発明は吸水性複合体およびその製造法に関する。 さ らに 詳し く は、 本発明は高融点合成樹脂の少く とも一つの層と低 融点合成樹脂の少く とも一つの層とからなるテープ伏積層体 もし く はそれを割裂して得られる解繊糸または複合繊維体の 表面に粉末状高分子吸水剤が融着されてなる吸水性複合体、 ならびにその製造法に閲する。 背景技術
[0003] 吸水または吸湿性材料を利用した防水性被覆材は多 く の分 野で用いられている。 例えば、 電気通信ケーブルゃ光フア イ バー通信ケーブル等のいわゆる伝導ケーブルでは、 外部から の水分または湿気などの浸入は絶対に許されないため、 ケー ブル相互の接続部分には特に綿密な防水被覆が施されている , この防水被覆は、 接続部分に施した防水性被覆材の外表面に 更に吸水及び吸湿材を捲き付け、 その上にゴムなどの防水材 を被覆したものである。 この最外表面の防水材を通過して被 覆層内に浸入した水分等は、 上記吸水及び吸湿材に吸収され て、 ケーブルまで達することがないようにしている。
[0004] ここに用いられる吸水、 吸湿材としては、 ボリ エチレング リ コール舍浸のボリ プロ ピレン製割織維、 ジエチ レングリ コ 一ル舍浸紙などがある。 しかしながら、 この吸水材は湿澗性 を有することから、 取扱いが煩雑となり、 また流体を構成要 素としているために、 被覆の再現性が頗る困難な問題点があ つた。
[0005] これらの諸問題を解抉するための手段として、 ポリ オレフ ィ ンの押出時に、 粉末状の高分子吸水剤を添加混練し、 押出 成形されたフィルムを延伸処理後に割織維処理などして防水 性を付与することが提案されたが、 一般的に高分子吸水剤は 熱に弱く、 ポリオレフ イ ン等の合成樹脂の溶融温度下であつ ても、 押出成形までの長い時間、 そのままの状態にあると、 吸水能力の低下を来たすばかりか、 押出成形されたのちの高 分子吸水剤は、 そのほとんどが樹脂中に埋設し、 表面に露出 する量はきわめて僅かとなるために、 吸水効果を充分に発揮 し得ない難点がある。
[0006] 本発明の目的は、 高い吸水効率を示し且つ良好な機械的強 度を有する吸水性材料を提供するにある。 発明の開示
[0007] 本発明は、 その一面において、 高融点合成樹脂の少く とも 一つの層と低融点合成樹脂の少く とも一つの層とからなり、 該低融点合成樹脂の層が少く とも一部の表面に露出せるテー プ状積層体もしく はこれを割裂して得られる解纖糸または複 合織維体で構成され、 且つ表面に露出せる低融点合成樹脂層 の外表面に粉末伏の高分子吸水剤が融着されてなることを特 徴とする吸水性複合体を提供する。 本発明は、 他の一面において、 高融点合成樹脂の少く とも —つの層と低融点合成樹脂の少く とも一つの層とからなり、 該低融点合成樹脂の層が少く とも一部の表面に露出せるテ— プ状積層体もし く はこれを割裂して得られる解織糸 ; または 複合繊維体を製造し、 該積層体もし く は解織糸または複合纖 維体を低融点合成樹脂の融点近傍まで加熱し、 加熱されたテ 一プ状積層体もし く は解鐡糸または複合繊維体に粉末状の高 分子吸水剤を接触せしめて、 該高分子吸水剤を、 表面に露出 せる低融点合成樹脂層の外表面に融着することを特徵とする 吸水性複合体の製造法を提供する。 図面の簡単な説明
[0008] 第 1図は本発明の吸水性複合体の拡大断面図であり、 第 2 図は本発明に係る製造方法を実施する工程の一例を示す図で あり、 第 3図は本発明に係る水溶性樹脂フィ ルムで捲回され た吸水性複合体の拡大断面図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明の吸水性複合体の基体は、 高融点合成樹脂の少く と も一つの層と低融点合成樹脂の少く とも一つの層とからなる テープ状積層体もし く はそれを割裂して得られる解繊糸また は複合繊維体である。
[0009] テープ状積層体としては、 高融点合成樹脂の少く とも一つ の層と低融点合成樹脂の少く とも一つの層とからなる積層体 フィ ルムであって、 少く とも一方の面が低融点合成樹脂の層 で構成されたものを延伸後細巾にスリ ッ トするか、 または細 巾にス リ ッ ト後延伸して得られるテープが用いられる。 この テープは 500〜10 , 000デニール、 特に 1 , 000〜3 , 000 デニー ルの太さをもつことが好ましい。 また、 解織糸はテープ状積 層体を割裂して (例えば、 スプリ ッ ト ロールにかけて) 網状 にしたり完全に繊維状にしたものである。 解繊糸の単糸巾は、 好まし く は 0.03〜 0. 2 «、 より好まし く は 0.03〜 0. 11™、 最 も好ましく は 0.03〜 0.07∞である。
[0010] テープ状積層体および解織糸の製造に用いられる積層体フ イ ルムの好ましい例としては、 高融点合成樹脂層ノ低融点合 成樹脂層の 2層積層体 (以下、 「高ノ低 2層積層体」 と略称 することがある。 他の積層体も同様) 、 低/高/低の 3層積 層体 (その例を第 1図に示す) および低/高 低ノ高 Z低の 5層積層体が挙げられる。
[0011] 複合織維体としては高融点合成樹脂成分と低融点合成樹脂 成分とからなるサイ ド ♦ バイ * サイ ド型複合織維を延伸した ものおよび低融点合成樹脂の鞘と高融点合成樹脂め芯とから なる シス · コア型複合織維を延伸したものが用いられる。 延 伸した複合繊維の繊度は 10〜60デニールであることが好ま し い。
[0012] テープ状積層体および複合繊維体における層数は特に制限 されないが、 高融点合成樹脂が内層を構成し低融点合成樹脂 が外層を構成するものが好ましい。 高融点合成樹脂と低融点 合成樹脂の融点の差は大きいほど好ま しく 、 一般には 1 0 で 以上であることが好ま しい。 但し、 融点が鋭敏に現われる合 成樹脂では融点の差は僅かであってもよい。
[0013] 一般に、 高融点合成樹脂はアイ ソタクチ ッ ク ポリ プロ ピ レ ン、 高密度ポ リ エチ レ ン、 ポ リ エステル、 ナ イ ロ ン 6 および ナ イ ロ ン 6 6等の熟可塑性合成樹脂から選ばれる。
[0014] また、 低融点合成樹脂と しては、 使甩する高融点合成樹脂 と良好な接合性を示す低融点熱可塑性合成樹脂が用いられる - その例と しては、 低密度ボ リ エチ レ ン、 直鎖状低密度ボリ エ チ レ ン、 高密度ポ リ エチ レ ンのよ う なポ リ オ レフ ィ ン ; ェ チ レ ン * 酢酸ビュル共重合体 ; マ レイ ン酸、 フマル酸、 イ タ コ ン酸、 無水マ レイ ン酸、 無水ィ タ コ ン酸等の不飽和力ルポ ン 酸も し く はその無水物でグラ フ ト変性した低密度ボリ ヱチ レ ン、 直鎖状低密度ポリ エチ レ ン、 高密度ポ リ エチ レ ン、 ポ リ プロ ピレ ン等のポ リ オ レフ イ ン (特に、 高密度ボ リ エチ レ ン および直鎖状低密度ボリ エチレンのグラ フ ト変性物が好ま し く 、 また、 グラフ ト率は 0. 3 〜 0. 36重量%が好ま しい) ; ェ チ レ ン ' 無水マ レ イ ン酸 ' メ チルメ タ ク リ レー ト三元共重合 体、 エチ レ ン ' アク リ ル酸共重合体、 エチ レ ン ' ェチルァ ク リ レー ト共重合体のよう なヱチ レ ン · ァ ク リ レー ト も し く は メ タ ク リ レー ト共重合体 ; ならびにエチ レ ン · メ タ ク リ ル酸 共重合体をナ ト リ ゥ ム、 亜鉛等の金属で部分的に中和した熱 可塑性樹脂 (すなわち、 アイ オノ マ—樹脂) が挙げられる。 高融点合成樹脂と低融点合成樹脂との好ま しい組合せの具 体例は次下のとおり である。
[0015] ア イ ソ タ ク チ ッ ク ポ リ プロ ピ レ ンと酸グラ フ ト変性直鎖状 低密度ポ リ エチ レ ン との組合せ、 ァイ ソタ ク チ ッ ク ポ リ プロ ビレ ンと酸グラ フ ト変性高密度ポ リ エチ レ ンとの組合せ、 ァ ィ ソ タ ク'チ ッ ク ボ リ プロ ピ レ ンとエチ レ ン ' 無水マ レイ ン酸 メ チルメ タク リ レー ト三元共重合体、 エチレン · ァク リル酸 共重合体もし く はエチ レ ン . ヱチルァク リ レー ト共重合体と の組合せ、 およびァイ ソタクチックボリ プロ ピ レ ンとアイ ォ ノ マー樹脂との組合せ。
[0016] テープ伏積層体もし く はその解織糸または複合織維体の表 面に露出せる低融点合成樹脂の層の外衷面には粉末伏の高分 子吸水剤が融着している。
[0017] 粉未状高分子吸水剤としては吸水倍率が 500〜1 , 000 のも のが好ましい。 ここで吸水倍率は、 粉末状高分子吸水剤を常 温の水中に浸漬し十分に膨潤させた後スク リ ーン ( 8 0 メ 'ン シュ) で過剰の水を濾過し、 水吸収量 (重量) を測定し.、 水 吸水量を高分子吸収剤の膨潤前重量で除すことにより箕出さ れる。 かかる吸水倍率を有する好ま しい粉末状高分子吸水剤 の具体例としてはポリアク リ ル酸ソーダ、 アク リ ル酸と酢酸 ビ二ルとの共重合体のケン化物およびデンプン ' アタ リ ル酸 グラフ ト共重合体が挙げられる。
[0018] 高分子吸水剤の平均粒径は、 テープ状積層体、 その解織糸 または複合織維体の外表面に露出している低融点合成樹脂層 をできるだけ稠密に被覆し得るよう小さいほど好ましい。 一 般にその平均粒径は、 10〜 500 β m . 好まし く は 10〜 300 m、 より好ま し く は 10〜50 m、 最も好ま し く は 10〜 30 ■u mである。 平均粒径が 500 mを超えると高分子吸水剤が 稠密な被覆を形成せずまた得られる複合体の表面肌も悪く な る。 平均粒径 1 0 m未満の高分子吸収剤は製造および取扱 いが困難で、 価格が高い。
[0019] 高分子吸水剤の融着量は、 未融着テープ状積層体もし く は その解繊糸または複合繊維体の重量に基づき 10〜60重量%で あることが好ま しい。
[0020] 本究明の吸水性複合体においては、 粉末状高分子吸水剤が 表面に融着しているため、 この吸水剤に基づく吸水性能が大 きい。 また、 粉末状高分子吸水剤を融着せしめるに際し、 低 融点合成樹脂層が融点近傍に加熱されるが、 高融点合成樹脂 は加熱により大きな変化を受けないので、 延伸されたテープ 状積層体、 解織糸または複合繊維体は配向状態を失う ことが な く 良好な引張強度を維持する。
[0021] 本発明の吸水性複合体は、 所望なら :ま'、 水溶性樹脂のテー プで巻かれ包まれていてもよい。 水溶性樹脂のテープで巻く ことによって粉末状高分子吸水剤の脱落が完全に防 itされ、 高い吸水性能が維持される。 しかも、 表面肌のよい吸水性複 合体となる。
[0022] 第 1図には水溶性樹脂のテープが卷かれていない吸水性複 合体の例が示され、 第 3図には同テープが巻かれた吸水性複 合体の例が示されている。 すなわち、 第 1図に示す吸水性複 合体 1 6 は、 低融点合成樹脂層 3ノ高融点合成樹脂層 2ノ低 融点合成樹脂層 3からなる積層体テープの両面に粉末伏高分 子吸収剤 4が融着してなる構造を有し、 また、 第 3図に示す 吸水性複合体 1 8 は第 1図の吸水性複合体の外周に水溶性樹 脂のテープ 1 7が巻かれた構造をもっている。 水溶性樹脂のテーブが卷かれた吸水性複合体は、 使用に際 して、 このテープが水に溶解し、 高分子吸水剤粒子が露出し て吸水性能を発揮する。 水溶性樹脂のテープとしてはポリ ビ ニルアルコ ールのテープが好ま し く 、 また、 テープの厚さは 10〜 40 111、 特に 10〜17 mであることが好ま しい。 一般に、 4 0 を超えると使用時に水に溶解する時間が長く なり多 · く の用途では適当でない。 厚さ 1 0 未満のテープは一般 に製造が困難であろ。
[0023] 次に、 本発明の吸水性複合体の製造方法を説明する。
[0024] テープ扰積層体は、 高融点合成樹脂 i低融点合成樹脂を共 押出ししてフィ ルム状積層体とするかまたは高融点合成樹脂 と低融点合成樹脂とからラ ミネー シ ョ ン法により フィ ルム状 積層体を得、 次いで、 フ ィ ルム状積層体を所定の細巾にス リ ッ ト し、 長手方向に延伸するか、 または、 長手方向に延伸し た後に所定の細巾にス リ ッ トする方法によって得られる。 テ —プの太さは 500〜 10 , 000デニール、 特に 1 , 000〜 3 , 000 デ ニール程度が好ま しい。'
[0025] 解繊糸は上記テープ状積層体を、 例えばスプリ ッ ト ロール にかけて単糸巾 0. 03〜 0. 2 «程度に割裂することにより得ら れる。 解繊糸は 500〜10 , 000デニール、 特に 1, 000〜3 , 000 デニールの太さの糸束のまま用いることができる。 解繊糸单 糸の割裂巾が 0. 2 «mを超えると高分子吸収剤の付着量が少な く 、 また吸水性複合体は風合に劣る。 割裂巾が 0. 03™未満の ものはスプリ ッ ト困難である。
[0026] 複合繊維体は、 高融点合成樹脂と低融点合成樹脂とのサイ ド ♦ バイ * サイ ド型コ ンジュゲー ト繊維または高融点合成樹 脂を芯とし低融点合成樹脂を鞘とするシス ' コア型コ ンジュ ゲー ト繊維を紡出し、 これを延伸することにより得られる。 延伸複合繊維の繊度は 10〜 60デニールが好ま しい。
[0027] 本発明の吸水性複合体を製造する方法を実施する工程の一 例を第 2図に示す。 第 2図において、 テープ状積層体、 解織 糸または複合繊維体 1 は加熱空気を循環せる加熱装置 1 0 に て低融点合成樹脂のほぼ融点まで加熱される。 加熱されて低 融点合成樹脂層の表面がほぼ溶融状態になつたテープ状積層 体、 解繊糸または複合織維体は粉末状高分子吸水剤を収容し た高分子吸水剤適用装置 1 1 へ送られ、 ロール 1 2 により支 持されて高分子吸水剤 4中を通過する。 この通過時に適度な 押圧力の下にテープ状積層体、 解織糸または複合繊維体に高 分子吸収剤が融着する。 粉末状高分子吸水剤 4は、 予め防水 効果が損われない温度範囲 (例えば、 60〜: 100 'C ) に加熱し ておく ことが望ましい。 ほぼ溶融状態に保持された低融点合 成樹脂層の表面に高分子吸水剤が接触した際、 溶融表面の急 冷が回避され、 均一な融着が達成されるからである。
[0028] 解織糸に高分子吸水剤を適用する際には、 多量の高分子吸 水剤の均一な融着を達成するとともに融着効果を一段と向上 させるため、 拡巾器具 1 3を用いて解織糸を拡巾して高分子 吸水剤浴 4中を通過させることが好ましい。
[0029] 高分子吸水剤 4が融着したテープ状積層体、 解繊糸または 複合繊維体 1 6 は、 次いで、 ボビン 1 5 に巻取られる。 なお、 卷取りに先立って、 チープ伏積層体、 解繊糸または複合繊維 体 1 6 は加熱器 1 4によつて湿分を与え、 相対湿度 60〜90 %、 特に 75〜 85 %に保持された雰囲気中を通過せしめることが望 ましい。 第 2図に示すような加湿器 1 4では一般に 1時間当 り 0. 1〜 0. 5 の水分を与えればよい。 このような加湿処理 により粉末状高分子吸水剤の接着が完全となり、 あとで脱落 することがない。 相対湿度が 9 0 %を超えると、 ボビン等に 巻いたとき解繊糸等が相互に接着する問題が起り、 また、 6 0 %未満では十分な加湿処理の効果が期待できない。
[0030] また、 高分子吸水剤を融着した後加湿処理に先立って、 解 織糸等をシボリ装置 (図示せず) を通して過剰の高分子吸収 剤を除去しておく ことも好ま しい。
[0031] 低融点合成樹脂層に高分子吸水剤を融着せしめるには、 第 2図に示すように高分子吸収剤粉末を充填した容器中を通過 せしめる方法の他に、 高分子吸水剤粉末の霧状雰囲気中を通 過させる方法および高分子吸水剤粉末を散布または吹付ける 方法も採用可能である。
[0032] 水溶性樹脂のテープが卷かれた吸水性複合体を調製するに は、 上述のように製造されたテープ状積層体、 解織糸または 複合繊維体からなる吸水性複合体の外周に水溶性樹脂のテ一 プを巻付ける。 テープとしては前述のように好まし く は厚さ 10〜 40 mのポリ ビニルアルコ —ルのような水溶性樹脂のテ ープが用いられる。 水溶性樹脂テープを巻付けた後浸漬スプ レイ等の手段によって水を外周に適用すれば、 巻付けたテ— プが吸水性複合体の本体に良く フィ ッ ト として型くずれし難 く なりテープによるシールが完全なものとなる。 以下、 本発明を実施例について説明する。
[0033] なお、 得られた吸水性複合体の吸水倍率の測定は、 1 gの 吸水性繊維を 150m の蒸留水に常温で 5分間浸潰し、 次い でこれを 2 «目の金網と J Kヮイ ノ、'一の上に注ぎ、 1 0分間 水切りを行ない、 流れた水の量を求め次式により計箕した。
[0034] 吸水倍率 = 150 - (流れ出た水量)(m )
[0035] 実施例 1
[0036] 下記組成、 処法により、 三層ィ ンフ レーショ ンフ ィ ルムを 製膜後、 このフ ィ ルムを下記に示すごと く 、 スリ ツ ト し、 熱 ロールで延伸後、 スプリ ッ ト ロ—ルで割裂して解繊糸を得た 最外層 スク リ ュ ー径 4 0 1ΚΛ Φ
[0037] シ リ ンダ一温度 C , 170 ΐ
[0038] C Z 230。c
[0039] C 3 220て
[0040] 低密度直鎖状短技ポ リ エチ レ ン ( L - LDPE、 密度 0.920 M F R 1. 2 g /10分、 融点 120で ) を溶融 押出。
[0041] 中間層 ス ク リ ユ ー径 4 0
[0042] シリ ンダー温度 C! 180 'C
[0043] C 2 220
[0044] C 3 230 'C
[0045] ァ イ ソ タ ク チ ッ ク ポ リ プロ ピ レ ン ( P P、 密度 0.90 M F R 3. 0 g /10分、 融点 160'c ) を溶融押出。 最内層 ス ク リ ュ ー径 3 2 ra 0
[0046] 他条件は最外層に同じ。 ダイ リ ップを 1 mノ πι、 引取速度 10.7 ΪΙΙノ min 、 で厚さが L - LDPE (10 m ) / P P (30 μ ) ノ L一 LDPE (10 m) の三層イ ンフ レーショ ンフィ ルムを引取後、 フィ ルムをテー プ巾 8 rn Z mにス リ ッ ト し、 延伸口一ル溘度 120で、 延伸掊 率 5倍で縦方向に延伸後、 スプリ ッ ト 口一ルで割裂巾 0.07« に解織した。 解繊糸は 1500デニールであった。
[0047] 得られた解纖糸を第 2図に示す装置を用いて処理し、 粉末 伏高分子吸水剤を融着せしめた。 すなわち、 解織糸 1をまず 加熱装置 1 0に通して 140での加熱空気により、 上記し - LDPE層 (低融点樹脂層) 3 の表面を溶解状態に近く加熱した。
[0048] 次にこの解織糸 1を、 直ちに平均粒度が 2 0 m程度の高 分子吸水剤 (アク リ ル酸 -酢酸ビニル共重合体ゲ ン化物、 吸 水倍率約 1,000 倍) 4を充填した付着装置 1 1 に送り出した。 上記高分子吸水剤 4は公知の手段をもつて 70' 〜80'cの温度 範囲に加熱されており、 この高分子吸水剤 4の中を解織糸 1 はロール 1 2により支持されて通過した。 この通過時に適度 な押出力の下に高分子吸水剤 4の付着が行われ、 付着した高 分子吸水剤 4は、 それ自体が加熱されていることから、 溶融 状態に近く まで軟化された低融点樹脂層 3 の表面温度を低下 ' させることはな く、 融着された伏態となり、 付着装置 1 1か ら送り出されたのちにおいても高分子吸水剤 4 は、 低融点樹 脂層 3 の表面に稠密に融着していた。 第 2図の装置において、 拡巾器具 1 3および加湿器 1 4 は用いなかった。
[0049] 得られた吸水性複合体の特性を第 1表に示した。
[0050] 実施例 1 において、 ポリ プロ ピレンのみからなる 1, 500 デ ニールの解繊糸を調製し、 この解繊糸を用い且つ高分子吸水 剤の付着をより高温 (加熱空気温度 160で) で行った他は実 施例 1 と同様に吸水性複合体を製造した。 結果を第 1表に示 す。
[0051] 第 1 表
[0052]
[0053] 実施例 2
[0054] 低融点合成樹脂として L - LDPEの代りに LDPE (低密度ポリ エチレン、 密度 0.921 、 M F R 0. 4 g Z10分、 融点 110 ) を用いた以外は、 実施例 1 と同様にして解繊糸を得た。 この 解織糸から、 加熱空気温度を 120'c、 高分子吸水剤の温度を 70〜80'C とした以外は、 実施例 1 と同様にして吸水性複合体 を得た。
[0055] 得られた吸水性複合体における高分子吸水剤の融着量は 4 0 %となり、 融着状態も稠密で剝離も生じ難いものであつ た。 この吸水性複合体の吸水倍率は 7 0倍であった。
[0056] 実施例 3 〜 6
[0057] 実施例 2において得られた解織糸に高分子吸水剤として平 均粒径の異なるポリ アク リ ル酸ソ—ダ (吸水倍率約 600倍) を添加付着をして吸水性複合体を製造し、 その付着量および 吸水倍率を測定した。 結果を第 2表に示す。 第 2 表
[0058]
[0059] 実施例 7 〜 1 0
[0060] 実施例 2 で得られた三層ィ ンフ レ—ショ ンフィルムを種々 な針間隔のスプリ ッ ト ロールによって種々な幅に割裂した解 織糸に高分子吸水剤として平均粒径約 2 0 mのポリ アク リ ル酸ソーダを実施例 2 と同様な方法で融着させ、 湿度 8 0 ¼ (加湿器 1 4を使用) で処理した吸水性複合体の高分子吸収 剤の付着量および吸水倍率を測定した。 結果を第 3表に示す,
[0061] 3 表
[0062]
[0063] 実施例 11 , 12
[0064] 低融点樹脂として LDPEの代りに第 4表に示した HDPE (高密 度ポ リ エチ レ ン、 密度 0.950 、 M F R 1. 2 gノ10分、 融点 130 -C ) ベー ス E R樹脂および L一 (密度 0.920 、 M F
[0065] R 4. 0 gノ 10分、 融点 120'c ) ベース E R樹脂を用い、 高融 点樹脂層として実施例 1 と同一のァイ ソタクチッ クポリ プロ ビ レ ンを用いて実施例 1 と同様な方法で吸水性複合体を作り 各物性を測定した。 なお、 使用した高分子吸水剤は、 平均粒 径 2 0 mのポリ アク リ ル酸ソ一ダ (吸水倍率約 600倍) を 用い、 湿度 8 0 % (加湿器 1 4を使用) 、 融着速度 1 0 m/" min で製造した。 結果を第 4表に示す。
[0066] 新たな用羝 第 4 表
[0067]
[0068] * 無水マ レイ ン酸グラ フ ト率 0.33wt% 融点 135 'c * *無水マ レイ ン駿グラ フ ト率 0.35wt% 融点 122 'c
[0069] 第 4表に記載したように、 E R樹脂を用いて得た吸水性複 合体は吸水倍率、 付着後の表面肌に優れている。
[0070] 実施例 13〜: L5
[0071] 実施例 3〜 6において、 与える湿度および高分子吸水剤と してポリ アク リ ル酸ソーダ (平均粒径 2 0 m) の付着量を 種々変えて、 吸水性複合体をつく り、 これの吸水倍率および 接着性をしらべた。 結果を第 5表に示す。
[0072] 新たな用锒 第 5 表
[0073]
[0074] ボビンに巻取った吸水性複合体を、 1 0時間後にボビンか ら送り出し、 その時の状况によつて接着性を判定したところ、 実施例 13 , 14 , 15のものは、 いずれも高分子吸収剤と解繊糸 との接着がよ く 、 ボビ ンにより スム ー スに取出せ、 表面状態 良好であつた。
[0075] 実施例 1 6
[0076] 実施例 1で得られた三層イ ンフ レー シ ョ ンフ ィ ルム ( L 一 LDPE 1 0 ,u m/ P P 3 0 ^ m/ L - LDPE 1 0 m ) をス リ ツ ト して巾 8 «のテープと し、 このテープを延伸ロール温度 120でで縦方向に 5倍延伸して 1500 dのテープを得た。 得ら れたテープを実施例 1 における解織糸と同様に処理して粉末 状高分子吸水剤を融着せしめた。 但し、 高分子吸水剤として 粒度 2 0 mのボリ ァク リ ル酸ソ—ダ (吸水倍率約 600倍) を用いた。
[0077] 得られたテープ状吸水性複合体における高分子吸水剤融着 量は 4 0 %, 吸水倍率は 8 0倍であり、 表面肌は良好であつ た。 実施例 1 7
[0078] 下記組成、 処法によりサイ ド バイ · サイ ド型ニ層複合繊 維を紡糸した。
[0079] サイ ド 1 スク リ ュー径 4 0 M ø
[0080] シリ ンダー温度 C ! 170 "C
[0081] C 2 240 'C
[0082] C a 230で
[0083] 低密度直鎖状短技ポリ エチレン L - LDPE、 密度 0. 920 、 M F R 9. 0 gノ10分、 融点 120で。 サイ ド 2 スク リ ユー径 4 O » 0
[0084] シリ ンダー温度 C ^ 180て
[0085] C 2 220 *c
[0086] C 3 250 °C
[0087] ァイ ソタクチッ クボリ プロ ピレン ( P P ) 、 密 度 0. 90、 M F R 15 . 0 gノ 10分、 融点 160 'c。
[0088] L — LDPEと P P は孔径 1. 0 «■ ø のノ ズルから ドラフ ト 100 で 複合紡糸した。 次いで、 延伸ロ ール温度 130 で 、 延伸倍率 2 倍で延伸し、 織度 2 0デニールの寧合繊維を得た。
[0089] 得られた複合繊維を第 2図に示す装置を用いて、 実施例 1 の解織糸と同様に処理し、 粉末伏高分子吸水剤を融着せしめ た。 但し、 粉末状高分子吸水剤として平均粒度 1 Q mのポ リ アク リル酸ソーダ (吸水倍率約 600倍) を用い、 この高分 子吸水剤は約 8 0 'Cに予熱して適用した。
[0090] 得られた吸水性複合体における高分子吸水剤の融着量は 1 5 %、 吸水倍率は 2 5倍であり、 表面肌は良好であった。 実施例 1 8
[0091] 実施例 1 と同様に三層フ ィ ルム ( L - LDPE 1 0 μ /? F 3 0 m/ L -LDPE 1 0 m ) を得た。 但し、 イ ンフ レー シ ョ ン法に代えて T一ダイ法によった。 このフ ィ ルムを実施例 1 と同様に延伸して、 繊度 1, 500デニールの解繊糸を得た。 この解織糸に、 第 2図に示す装置を用いて実施例 1 と同様 な方法によりアク リル酸 · 酢酸ビニル共重合体ケン化物粉未 を融着せしめた。 なお、 解繊糸は拡巾器具 1 3を用いて拡巾 しながら高分子吸水剤付着装置 1 1 へ導いた。 また、 付着装 置 1 1 から出た解織糸は、 加湿器 1 4によって R.H. 8 0 %に 保持された雰囲気中を通した。 得られた吸水性複合体におけ る高分子吸水剤の融着量は 5 0 %であった。
[0092] 次いで、 厚さ約 1 5 mのボリ ビュルアルコ ールフ ィ ルム をスリ ッ ト して 1 5 m«巾のテープとし、 これを上記吸水性複 合体に巻付 た。 さ らに、 常温の水中に約 2秒問浸瀆し、 次 いで 120 'Cで 2分間乾燥した。 かく して、 第 3図に示すよう な断面をもつ 9400デニールの吸水性複合体を得た。 この吸水 性複合体の吸水倍率は 5 0倍であり、 高分子吸水剤の脱落は 全く認められなかった。 産業上の利用可能性
[0093] 本発明の吸水性複合体は、 高い吸水効率を示すとともに良 好な機械的強度を保持しているため吸水材料としての利用分 野は広く 、 電気通信ケーブル、 光フア イ バー通信ケーブル等 の伝導ケーブルの防水被覆、 生理ナブキン、 使い捨ておむつ その他の衛生用品、 結露防止用シー ト、 工業用フ ィ ルター、 農園芸用保氷シー トおよびリ ボン状吸水性資材等として有用 である。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1. 高融点合成樹脂の少く とも一つの層と低融点合成樹脂 の少く とも一つの層とからなり、 該低融点合成樹脂の層が少 く とも一部の表面に露出せるテープ状積層体もし く はこれを 割裂して得られる解織糸または複合織維休で構成され、 且つ 表面に露出せる低融点合成樹脂層の外表面に粉末状の高分子 吸水剤が融着されてなる ことを特徴とする吸水性複合体。
2. 高融点合成樹脂がァイ ソ タ ク チ ッ ク ポ リ プロ ピ レ ン、 高密度ポ リ エチ レ ン、 ポ リ エステル、 ナイ ロ ン 6およびナイ π ン 6 6からなる群から選ばれる請求の範囲第 1項記載の吸 水性複合体。
3. 低融点合成樹脂が低密度ボリ エチ レ ン、 直鎖状低密度 ポ リ エチ レ ン、 高密度ポ リ エチ レ ン、 エチ レ ン . 酢酸ビュル 共重合体、 不飽和カルボ ン酸もし く はその無水物でグラフ ト 変性したポ リ オ レフ ィ ン、 エチ レ ン ' 無水マ レイ ン酸 · メ チ ルメ タ ク リ レー ト三元共重合体、 エチ レ ン * アク リ ル酸共重 合体、 エチ レ ン ' ェチルァク リ レー ト共重合体、 およびアイ オノ マー樹脂からなる群から選ばれる請求の範囲第 1 項記載 の吸水性複合体。
4. 高融点合成樹脂と低融点合成樹脂の融点の差が少く と も 1 0 'cである請求の範囲第 1項記載の吸水性複合体。
5. テープ状積層体が高融点合成樹脂層/低融点合成樹脂 層からなる 2層積層体である請求の範囲第 1項記載の吸水性 複合体。
6. テープ状積層体が低融点合成樹脂層/高融点合成樹脂 層/低融点合成樹脂層からなる 3層積層体である請求の範囲 第 1項記載の吸水性複合体。
7. テープ状積層体が低融点合成樹脂層 Z高融点合成樹脂 層 低融点合成樹脂層 Z高融点合成樹脂層ノ低融点合成樹脂 層からなる 5層積層体である請求の範囲第 1項記載の吸水性 複合体。
8. 解纖糸が太さ 500〜10,000デニールを有する請求の範 囲第 1項記載の吸水性複合体。
9. 解繊糸が割裂巾 0.03〜 0. 2 «を有する請求の範囲第 1 項記載の吸水性複合体。
10. 粉末状高分子吸水剤が吸水倍率 5G0〜1,000 を有する 請求の範囲第 〖 項記載の吸水性複合体。
11. 粉末状高分子吸水剤がポリ アク リル酸ソーダ、 ァク リ ル酸 · 酢酸ビュル共重合体ケン化物、 デンプン . ァク リル酸 ダラフ ト共重合体およびィ ソブチ レ ン · 無水マレイ ン酸兵重 合体からなる群から選ばれる請求の範囲第 ί 項記載の吸水 性複合体。
12. 粉末状高分子吸水剤の平均粒径が 10〜500 mである 請求の範囲第 1項記載の吸水性複合体。
13. 粉末状高分子吸水剤の平均粒径が 10〜300 mである 請求の範囲第 1項記載の吸水性複合体。
14. 粉末伏高分子吸水剤の平均粒径が 10〜 50 mである請 求の範囲第 1項記載の吸水性複合体。
15. 粉末状高分子吸水剤の平均粒径が lO SO ^ mである請 求の範囲第 1項記載の吸水性複合体。
16 . 粉末状高分子吸水剤の融着量が、 未融着テープ状積層 体もし く は解繊糸または複合繊維体の重量に基づき、 10〜60 重量%である請求の範囲第 1項記載の吸水性複合体。
17 . 粉末状の高分子吸水剤が融着されたテープ状積層体も し く はその解織糸または複合繊維体が水溶性樹脂のテープで 巻かれ包まれている請求の範囲第 1項記載の吸水性複合体。
18 . 水溶性樹脂がポリ ビュルアルコ ールである請求の範囲 第 1 Ί項記載の吸水性複合体。
19 . 高融点合成樹脂の少く とも一つの層と低融点合成樹脂 の少く とも一つの層とからなり、 該低融点合成樹脂の層が少 く とも一部の表面に露出せるテープ状積層体もしく はこれ^ 割裂して得られる解織糸または複合繊維体を製造し、 該積層 体もし く は解纖糸または複合繊維体を低融点合成樹脂の融点 近傍まで加熱し、 加熱された積層体もし く は解繊糸または複 合繊維体に粉末状の高分子吸水剤を接触せしめて、 該高分子 吸水剤を、 表面に露出せる低融点合成樹脂層の外表面に融着 することを特徴とする吸水性複合体の製造法。
20 . 高融点合成樹脂がァイ ソタクチックボリ プロ ピ レ ン、 高密度ポ リ エチ レ ン、 ポ リ エステル、 ナイ ロ ン 6およびナ イ ロ ン 6 6からなる群から選ばれる請求の範囲第 1 9項記載の 吸水性複合体の製造法。
21 . 低融点合成樹脂が低密度ボ リ エチ レ ン、 直鎖状低密度 ポ リ エチ レ ン、 高密度ポ リ エチ レ ン、 ヱチ レ ン . 酢酸ビュル 共重合体、 不飽和カルボ ン酸も し く はその無水物でグラ フ ト 変性したポリオレフ イ ン、 エチ レ ン ' 無水マ レイ ン酸 ' メ チ ルメ タク リ レー ト三元共重合体、 エチ レ ン 、 ァク リル酸共重 合体、 エチ レ ン ' ェチルァ ク リ レー ト共重合体、 およびアイ オノ マー樹脂からなる群から選ばれる請求の範囲第 1 9項記 載の吸水性複合体の製造法。
22. 高融点合成樹脂と低融点合成樹脂の融点の差が少く と も 1 0 'cである請求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製 造法。
23. テ一ブ扰積層体が高融点合成樹脂層ノ低融点合成樹脂 層からなる 2層積層体である請求の範囲第 1 9項記載の吸水 性複合体の製造法。
24. テ一ブ状積層体が低融点合成樹脂層ノ高融点合成樹脂 層ノ低融点合成樹脂層からなる 3層積層体である請求の範囲 第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
25. テープ状積層体が低融点合成樹脂層ノ高融点合成樹脂 層ノ低融点合成樹脂層ノ高融点合成樹脂層/柢融点合成樹脂 層からなる 5層積層体である請求の範囲第 1 9項記載の吸水 性複合体の製造法。
26. 解織糸が太さ 500〜10 , 000デニールを有する請求の範 囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
27. 解織糸が割裂巾 (単糸) 0.03〜 0. 2 «を有する請求の 範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
28. 粉末状高分子吸水剤が吸水倍率 500〜1 , 000 を有する 請求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
29. 粉末状高分子吸水剤がポリ アク リル酸ソーダ、 ァク リ ル酸 * 酢酸ビ二ル共重合体ケン化物、 デンプン · ァク リル酸 グラフ ト共重合体およびイ ソプチレ ン ♦ 無水マ レィ ン酸共重 合体からなる群から選ばれる請求の範囲第 1 9項記載の吸水 性複合体。
30 . 粉末状高分子吸水剤の平均粒径が 10〜500 mである 請求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
31 . 粉末扰高分子吸水剤の平均粒径が 10〜300 i mである 請求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
32 . 粉末状高分子吸水剤の平均粒径が 10〜50 mである請 求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
33 . 粉末状高分子吸水剤の平均粒径が 10〜 30 mである請 求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
34 . 解繊糸を拡開して粉末状高分子吸水剤を接触せしめる 請求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
35 . 粉末状高分子吸水剤の融着量が、 未融着薄テープ状積 層体もし く は解繊糸または複合織維体の重量に基づき、 10〜 60重量%である請求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製 造法。
36 . 加熱された積層体もし く は解織糸または複合繊維体に、 予め吸水効果が損われない程度に加熱された粉末状高分子吸 水剤を接触せしめる請求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体 の製造法。
37 . 粉末状高分子吸水剤を融着せしめた積層体もし く は解 繊糸または複合繊維体を相対湿度 60〜90 %の雰囲気下で加湿 処理する請求の範囲第 1 9項記載の吸水性複合体の製造法。
38. 粉末状高分子吸水剤を融着せしめ、 さ らに加湿処理し た後、 積層体もし く は解繊糸または複合織維体に水溶性樹脂 のチープを巻きつける請求の範囲第 3 7項記載の吸水性複合 体の製造法。
39. 水溶性樹脂がポリ ビュルアルコ ールである請求の範囲 第 3 8項記載の吸水性複合体の製造法。
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